漢方 ワカマツ薬局
不妊症
不妊症でお悩みの方に
~子宝の漢方「漢方薬による周期調節法のすすめ」
女性の体は、1日に朝があり昼になりそして夜になるというように、月経周期に基づき絶えず変化を繰り返しています。
この変化が食生活・睡眠・環境・ストレスなどで狂いだすと、ホルモンのバランスが狂い、妊娠しにくくなってきます。漢方は、ただ、ホルモンを補うことで、この状態を改善できるとは考えていません。冷えや血液の不足、ストレスなど大きく影響している原因を取り除き、やがて生れてくる赤ちゃんが10ヶ月ゆっくり育ち、元気で生れてくるような環境も作っていきます。
私どもは、中国南京中医薬大学婦人科の「夏 桂成」教授のご指導による周期調節法を取り入れ、月経期、低温期、排卵期、高温期に分けて、正常なリズムと体を取り戻すよう治療をすすめていきます。
従来の同じ漢方処方をずっと続ける方法よりも、確実に体のリズムが整えられ、成果が出やすいのも特徴です。
また、現在お医者様で不妊治療を続けている方でも平行して治療を続けていただけますし、ホルモンの多用で育ちにくくなった卵胞の状態を良くしたり、副作用を軽減することもできます。
さらに、長年治療を続けておられ、体調を崩してしまった方にもおすすめで、継続して不妊治療をしたり再開した方もおられます。
そして、免疫性不妊や多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)や、最近増えている高齢の方の不妊などの難しい症例の方でも、自然妊娠されたといううれしいお知らせもいただいております。
これから不妊治療をはじめる方も、現在しておられる方も、ご自分の体のためにもぜひ漢方による周期調節法をされてはいかがでしょうか?
よく使う漢方薬と価格の目安
1ヶ月/20,000〜 30,000円位が目安です。
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婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
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参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
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杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
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参馬補腎丸(じんばほじんがん)
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逍遥丸(しょうようがん)
ご予算的に迷っておられる方もできることから始めませんか?お力になりますのでご相談くださいね。
漢方薬による周期調節法の基本
周期調節法では、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期という4つの時期で漢方薬を飲み分けます。それぞれの期で、どのように体が変化するのか、何に気をつけて生活すればよいのかなどを頭に入れておきましょう。
効果的な漢方薬による周期調節法
漢方薬による周期調節法は、一種類の漢方薬をずっと服用するのではなく、何種類かの漢方薬を周期にあわせて服用します。
この方がより効果があり、妊娠に至る確率を高くすることができます。
ただし、誰もが同じ漢方薬を服用するのではなく、周期に合わせた基本の漢方薬に体質や症状にあった漢方薬を併用していただきます。
じっくりやれば、体調も良くなり自然な形の妊娠の確率も高くなります。
出ている症状や条件はおひとり、おひとりお一人違うものですし、当店では、常に研鑽と経験を積み、じっくりご相談を受けてお薬をおすすめさせていただいています。
また、毎年、中国 南京中医薬大学附属病院の婦人科教授「夏 桂成先生」のもとで、研修も行ってきました。
おひとりでも多くの方に、可愛い赤ちゃんの誕生を実現していただけるようお手伝いさせていただいています。
不妊症とストレス
当店ではカウンセリングに力を入れています!
じっくりお話を伺うことから周期調節法のスタートです。
不妊で悩むカップルの方は、年々増えてきていますが、皆様が口を揃えて言われるのが、出口の見えない世界」だと言うことです。
生命の誕生は、神秘のベールに包まれている神聖なものであるのは、科学が発達した今日でも普遍のもので、どんな高度な技術を施しても100%と言うことではありません。
ですから、子供ができない女性にとって、またご夫婦にとって精神的な負担は大変なものがあります。まして、高度な治療を進めて行けばいく程、精神的、肉体的負担は大きなものがあります。
私どもは、特に心のサポートをして差し上げるように心がけてご相談をお受けしています。
そのために、日本不妊カウンセリング学会に所属して、不妊カウンセラーの勉強もしています。
基礎体温を測ってみましょう!
基礎体温の測り方
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朝目覚めた時に、安静のまま口の中で測定します。
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睡眠時間が5時間以上必要です。短すぎると正しい体の状態がわかりません。
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毎日測る時間は一定に。誤差は30分くらいならOKです。
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時間が違う時は、体温表にチェックを入れておいて下さい。
基礎体温でわかること
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排卵の有無がわかり、毎月測ることで排卵日の予測ができます。
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黄体機能不全かどうかがわかります。
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不正出血があった場合、原因を推測できます。
その他漢方の周期調節法の場合、全体的に基礎体温が低く出る場合と高く出る場合、排卵までの期間が長いか短いか、生理の時の体温の下がり方など、体質を見極める多くの情報があると考えています。
漢方薬による周期調節法をはじめられた方々の声
冷え性・寒がりが治りました。
肌がきれいになりました。
ホルモン剤を使った時の「のぼせ感」が取れました。
生理の量が増えました。
基礎体温がきれいな二層性になりました。
頭痛、肩こりがとれ、体調が良好になりました。
排卵期の潤いが出てきました。
生理痛がなくなりました。
質の良い卵胞ができるようになりました。
生理痛・生理不順
生理不順・生理痛でお悩みの方に
~生理の状態であなたの体質がわかります!
毎月の生理は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが正しく働き、増殖した内膜を排出し、また新しい子宮にします。女性の体が変化する上で大切なものです。
この生理で大切なのは、血液の入れ替わりです。冷えや食生活の乱れで、新しい血液の供給ができないと、正しい生理はおこりません。
全身に元気な血液が充分に流れていないと、生理も少なくなったり遅れたりします。また、ストレスは、直接ホルモンに影響して、生理が早くなったり、遅くなったり、不定期になりやすくなります。
ほかにも食生活やいろんな原因で血液がドロドロすると、量が増えたり塊が多くなったりもします。
また、冷え、血液のドロドロ、ストレス、血液不足などでも痛みが出ますし、ひどくなると内膜症、筋腫、卵巣膿腫などがおこります。生理ひとつとっても、体調によりとても個人差があり原因も違うのです。
体質別の生理の特徴
エネルギー不足(気虚)タイプ
色は薄い赤色、水っぽくさらっとして量は極端に多いか少ないかのどちらかで、だらだら続いたり不正出血があったりする。下痢気味で疲れやすいなど。
血液不足(血虚)タイプ
色は薄い赤色、量は少ないか最近少なくなってきた。期間も3、4日で、周期は遅れ気味。期間の終わり頃に生理痛がある。めまいや立ちくらみがある。肌が乾燥気味、肌荒れ。生理の終わる頃に疲れやすいなど。
血行不良(瘀血)タイプ
色は赤黒く粘りがあり、レバー状の塊が混ざる。期間が長く量も多い。生理痛が強い。生理前に便秘やお腹が張ることが多い。顔色がどす黒く、シミや目の下のクマが気になる。痛みがあったり子宮筋腫、内膜症などになりやすい。
ストレス(気滞)タイプ
生理の色や量は普通。ただし、生理が始まるのが早くなったり遅くなったりと一定しない。生理前にイライラしやすくいろんな症状が出やすい。乳房が張って痛んだりする。生理前から生理痛があり、生理が始まると楽になる。不眠や肩こりなどが出やすいなど。
冷え性(陽虚)タイプ
色は黒っぽい赤で、血の塊が混ざる。量は多く7日以上だらだら続くことも。冷えやすく生理痛もかなりきつく、暖めると楽になる。生理は遅れ気味。顔色はくすんで青白い。寒がりで体温が低い、腰痛、関節痛など。
ほてり(熱邪)タイプ
色は鮮やかな赤色で、濃く粘りがある。量も多め。周期は早まることが多く、期間は4、5日。ニキビや吹き出ものが出やすく赤ら顔。便秘になりやすい。のぼせ、充血などなりやすく、暑がりで食欲があるなど。
水分過剰(湿邪)タイプ
生理は正常だが生理前にむくみやすい、おりものが多いなどがある。水太りタイプが多く、体がだるい、胃の調子が悪い、汗かき、下半身がむくみやすいなど。
多くの方は、ひとつだけでなく、2〜3のタイプを兼ねている事が多い。このように生理ひとつとっても、体質を知る情報が沢山あります。
正しい生理とは?
毎月ある生理といっても個人差があるものですが、なかなか人と較べることもできないもので、正しい生理とはわかりにくいものです。
生理の周期は?
24日から30日くらいが正常範囲、理想は28日周期です。
周期は一定していることが大切!
先月は24日、今月は30日周期と言うのでは正常とはいえません。
毎月21日周期と、早く生理になる方!
熱がこもりやすかったり、生理の調節をする気(脾や腎が関係)の不足です。
また30日以上、周期が伸びて間が空く方!
気や血の不足、冷えなどが影響しています。
早くなったり遅れたり周期が一定でない方!
子宮や卵巣の働きに関係する腎の弱りやストレスの多い場合が考えられます。
このように周期ひとつをとっても、その方の体質によって様々な原因があります。
肩こりや頭痛、冷え症、のぼせ、イライラなどの体調不良やお肌の調子まで生理周期と関係が深いものが多くあります。また月経前症候群(PMS) では、多くの女性が生活にも支障が出て悩んでおられます。
生理の日数は3日から7日。
1日目はやや少なく、2、3日目が多くその後は段々少なくなり色はやや暗赤色で、塊がなく生理痛は本来無いのが普通です。
女性の体調管理に生理周期は大切なことですので、漢方薬で早めのケアをお奨めします。
生理痛・生理不順の漢方治療
生理痛で悩む女性は多いものですが、痛み止めばかり使っていても痛みの原因をとる事はできません。
むしろ、段々血行不良を加速して、内膜症、子宮筋腫、卵巣膿腫などの病気がでやすくなります。未婚の方は、将来不妊で悩むことにもなりかねないので、鎮痛剤が手放せないような方は、ぜひ漢方を使って改善することをお奨めします。
基本は、血液の循環をよくしたり、冷えを改善したりする漢方を組み合わせます。女性の薬に欠かせない血を補う当帰という生薬がポイントになります。
痛みの種類
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刺痛:針で刺すようにズキズキ痛む。場所が固定→瘀血
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胃や腹部の張った痛み→気滞血瘀
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隠痛:シクシクした痛み→気血不足
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抽痛:抽は収縮の意味をもち、キューッとひきつれるような痛み→寒
痛み方でもいろんなタイプがあり、漢方では飲むお薬が違ってきます。
よく使う漢方薬と価格の目安
1ヶ月/8,000~18,000円位が目安です。
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婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
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逍遥丸(しょうようがん)
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冠元顆粒(かんげんかりゅう)
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田七(でんしち)
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桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん
最近増えている無排卵月経や無月経
こんな時は無排卵月経の可能性大です!
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10日以上もダラダラ出血が続く
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生理周期が40日以上
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生理周期が25日以下、1ヶ月に2回生理があることも
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毎回生理の量が少ない
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以前は生理痛があって体もだるかったが、最近は全然ない
子宮の発育不全や卵巣機能の低下、ホルモンのバンランスの崩れなどが関係している場合があり、これからお子さんを望まれる場合は不妊症の原因にもなってきます。まずは、基礎体温をつけてみましょう。
無月経について
ストレスや生活習慣の乱れ過度のダイエットなどで、無月経になる女性も最近増えています。
3ヶ月以上生理が無い場合は子宮の萎縮などが起こりやすく、将来不妊にもなるので治療が必要です。
ホルモンの司令塔である視床下部性のもの、卵巣性、子宮発育不全などのタイプがありますが、漢方では生殖に関係する腎を中心に、気、血の不足や滞りを調整して6ヶ月くらいをめどに治していきます。
ただ、完全に治るには時間がかかりますので、時には婦人科のホルモン治療と並行してしたほうが良い場合もあります。
しかしホルモン治療だけでは、体質的な改善はできないので漢方薬を併用されることをお奨めします。
ホルモン剤を使っている方も、たくさん使わなくても済むようになります。
個々の状態によって違いますので、ぜひご相談ください。
更年期
更年期でお悩みの方に
~いつまでも若々しく、元気でいられるように
更年期は45歳くらいから始まり50歳前後の閉経期を言いますが、ホルモンの急激な不足がおこるだけでなく、この頃は、体力的にも無理がきかなくなり、おまけに家庭や社会でのストレスが多くなるころです。
そのために、身体的にも精神的にもいろんな症状が出やすい時期です。
こんなときには、ホルモン調整や体力維持に漢方を使って更年期の予防をしていただきたいものです。
漢方では、女性ホルモンは腎に属するとして、「補腎」という方法で急激に少なくなるホルモンを補い老化を予防します。
また、体力を補ったり、ストレスに対処する漢方薬と併用することで、いつまでも若々しく、元気でいられるようにお手伝いしていきます。もちろん男性の更年期にもOKです。
人生100年時代になろうかという時代です。寝たきりにならずにいつまでも元気で若々しく楽しく暮らしたいですよね。そのためにご自分の体に少し投資してみませんか。
お勧めする漢方薬は出ている症状により違うものです。ぜひ、当店でご相談下さい。
よく使う漢方薬と価格の目安
1ヶ月/12,000〜20,000円位が目安です。
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)
天王補心丹(てんのうほしんたん)
加味逍遥散(かみしょうようさん)
血府逐瘀丸(けっぷちくおがん)